糖尿病性神経障害の新しい展開
糖尿病性神経障害と再生医療
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- 掲載誌
- Diabetes Frontier Vol.20 No.1 89-94, 2009
- 著者名
- 竹屋泰 / 森下 竜一
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 循環器 / 糖尿病 / 神経疾患 / 再生医療
- 診療科目
- 一般内科 / 心臓血管外科 / 脳神経外科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科 / 小児科
- 媒体
- Diabetes Frontier
「はじめに」糖尿病性神経障害は糖尿病発症早期から起こり, 最も頻度の高い合併症である. 症状は多岐にわたり, 疼痛やしびれなどの感覚障害に加えて, 起立性低血圧や神経因性膀胱などの自律神経機能障害, さらに顔面神経などの脳神経障害や大腿部筋萎縮などがみられる. これらは患者のQOLを低下させるだけでなく, 進行すると心血管系の臓器障害を引き起こし糖尿病患者の生命予後の悪化をもたらす. 糖尿病性神経障害は血流障害, 代謝障害, 酸化ストレス, および蛋白糖化などが密接に影響し発症・進展すると考えられている. 神経障害に対するさまざまな薬剤は一定の効果をあげているが, 神経障害の成因の多くが複合的であることから, 進行した症例では治療抵抗性の患者が数多く存在し, また治療反応性の患者においても, 完全寛解にまで至らないのが現状である. 一方, 1990年代より虚血性疾患を対象とした血管新生療法を中心に, 遺伝子および細胞を用いた再生医療に大きな関心が寄せられるようになり, 研究の成果はしだいに臨床応用へと進んでいる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
