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糖尿病性神経障害の新しい展開

糖尿病性心血管自律神経障害の病態生理と対策


掲載誌
Diabetes Frontier Vol.20 No.1 61-67, 2009
著者名
麻生好正
記事体裁
特集 / 全文記事
疾患領域
循環器 / 糖尿病 / 神経疾患
診療科目
一般内科 / 循環器内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 神経内科 / 老年科 / 小児科
媒体
Diabetes Frontier

「はじめに」糖尿病性心血管自律神経障害は, 慢性的な高血糖により生じた心臓あるいは血管を支配する自律神経線維の障害である1)2). 臨床的には, 心拍動および血圧の調節異常を惹起し, それぞれ安静時頻脈, 起立性低血圧をきたす1)2). また, 糖尿病性心血管自律神経障害を有する患者において, 無痛性心筋梗塞あるいは致死性不整脈の発症リスクが高いことが知られており, 患者の予後は不良である3)4). そのため, 糖尿病性心血管自律神経障害の早期診断が大変重要になる. これまで, 心血管自律神経障害は糖尿病後期の合併症と考えられてきたが, 実際は早期から発症していることが明らかになってきた3)5). 早期診断, 早期介入により糖尿病患者の予後の改善につながる可能性がある. 本稿では, 糖尿病性心血管自律神経障害の中でも心拍変動異常と起立性低血圧の病態生理, 検査法および対策を中心に述べてみたい. また, レーザードップラー血流計を用いた末梢性交感神経障害あるいは心拍変動パワースペクトル解析による心血管自律神経障害の検討に関する筆者らの結果についても紹介したい.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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