糖尿病性神経障害の新しい展開
特集にあたって
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- 掲載誌
- Diabetes Frontier Vol.20 No.1 2001-33, 2009
- 著者名
- 八木橋操六
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 糖尿病 / 神経疾患
- 診療科目
- 一般内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 神経内科 / 老年科 / 小児科
- 媒体
- Diabetes Frontier
糖尿病治療において大きな変革の時代を迎えている. 従来の血糖コントロール目標の指標であったHbA1c6.5%が5.8%あるいはそれ以下まで下げられようとしている. これが達成されれば, もはや合併症に対する危惧は必要ないかの感さえある. 欧米のメガスタディーをみても, いろいろな複合的治療によりHbA1cの低下に成功し, はては大血管障害のイベントの抑制にまで成果が言及されている. DCCTのその後の経過観察によっても, グルコースメモリーとして, 網膜症, 腎症, 末梢神経障害などの細小血管合併症に対して強化インスリン療法の抑制的な効果がみられている. このような研究成果は, 糖尿病臨床における血糖コントロールの重要性をますます鼓舞するものであろう. しかしながら, 実地臨床において本当に合併症管理・治療の重要性がそれによって薄まるのであろうか. 現実には増加し続ける糖尿病患者への対応と, それに引き続く合併症への対策に苦慮し続けねばならないことには変わりない.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
