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M-Review

特集 喘息-COPDオーバーラップ症候群(ACOS)の病態と臨床

ACOSの管理と治療─長期管理と急性増悪の対策─

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掲載誌
喘息・アレルギー Vol.29 No.2 70-75, 2016
著者名
長瀬 洋之
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器 / アレルギー・免疫
診療科目
呼吸器内科 / アレルギー科
媒体
喘息・アレルギー

喘息-COPDオーバーラップ症候群(ACOS)の診断基準は確立しておらず,明確な治療エビデンスはない。喫煙喘息の知見を参考に考察すると,吸入ステロイド薬(ICS)/長時間作用性β2刺激薬(LABA)に長時間作用性吸入抗コリン薬(LAMA),テオフィリンを追加し,重喫煙者ではロイコトリエン受容体拮抗薬(LTRA)の使用を考慮するのが,現時点での暫定的方針と考えられる。マクロライド,抗IgE抗体,抗IL-5抗体のACOSにおけるエビデンスはなく,今後の検証が必要である。急性増悪治療では,全身性ステロイドの効果は期待されるが,短時間作用性気管支拡張薬が喘息と同等に奏効するかは不明である。アミノフィリンは使用してよいと推定される。非侵襲的人工呼吸管理の有用性は検証が必要である。今後は,診断基準を共有し,治療エビデンスを積み上げていくことが重要である。
「key words」ACOS,気管支喘息,COPD,長時間作用性吸入抗コリン薬(LAMA),ロイコトリエン受容体拮抗薬(LTRA),吸入ステロイド薬(ICS),ステロイド抵抗性

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

喘息・アレルギー2016年10月号(Vol.29 No.2)

本誌は,喘息の病因から治療にわたる諸問題を臨床家の視点から把握しようとした,わが国に類をみない学術専門誌である。

創刊以来,毎号,特集形式で喘息に関する最新の基礎的研究および臨床的知見を分かりやすく解説し, 臨床の場において高い評価を得ている。さらに執筆者には, 第一線で活躍中の専門医, 新進気鋭の医師を配している。

2016年『喘息』から『喘息・アレルギー』へと誌名を変更。

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