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M-Review

特集 食物アレルギーの最前線

成人の食物アレルギー②

─旧茶のしずく石鹸のその後・α-gal ─

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掲載誌
喘息・アレルギー Vol.29 No.2 39-43, 2016
著者名
千貫祐子 / 森田栄伸
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器 / アレルギー・免疫 / 皮膚疾患
診療科目
呼吸器内科 / アレルギー科 / 皮膚科
媒体
喘息・アレルギー

2008年,Lackが「二重抗原曝露仮説」を提唱した頃より,食物アレルギー発症における経皮感作の重要性が再認識されるようになった。そして,本邦における旧茶のしずく石鹸の事例は,図らずも食物アレルギー発症における経皮感作の成立を証明する重要な疫学的根拠となった。本稿では,石鹸中の加水分解コムギ(グルパール19S®)で経皮的に感作されて小麦アレルギーを発症した事例のその後を紹介する。また,筆者らはマダニ咬傷に起因すると思われる牛肉・セツキシマブアレルギー患者を多数経験しており,フタトゲチマダニの唾液腺中に牛肉・セツキシマブアレルギーの主要な原因抗原エピトープである糖鎖α-galを証明した。この事例もまた,一種の経皮感作による食物・薬剤アレルギーと考えられ,その概要を紹介する。
「key words」旧茶のしずく石鹸,加水分解コムギ,経皮感作,小麦アレルギー,マダニ咬傷,galactose-α-1,3-galactose(α-gal),牛肉・セツキシマブアレルギー

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

喘息・アレルギー2016年10月号(Vol.29 No.2)

本誌は,喘息の病因から治療にわたる諸問題を臨床家の視点から把握しようとした,わが国に類をみない学術専門誌である。

創刊以来,毎号,特集形式で喘息に関する最新の基礎的研究および臨床的知見を分かりやすく解説し, 臨床の場において高い評価を得ている。さらに執筆者には, 第一線で活躍中の専門医, 新進気鋭の医師を配している。

2016年『喘息』から『喘息・アレルギー』へと誌名を変更。

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