好塩基球研究―ヒスタミン遊離試験も含めて―
第3回
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- 掲載誌
- 喘息 Vol.23 No.1 95-98, 2010
- 著者名
- 森田 寛
- 記事体裁
- 連載 / 全文記事
- 疾患領域
- 呼吸器 / アレルギー・免疫 / 耳鼻科疾患 / 皮膚疾患 / 眼疾患
- 診療科目
- 一般内科 / 呼吸器内科 / アレルギー科 / 皮膚科 / 眼科 / 耳鼻咽喉科 / 老年科 / 小児科
- 媒体
- 喘息
「はじめに」好塩基球研究についてのレビューの最終回にあたり, 本稿ではまず気管支喘息の病態における好塩基球の役割について述べ, 次いでマウスの実験系において得られた好塩基球についての最新の知見を紹介し, 最後に臨床検査としてのヒスタミン遊離試験に触れる. 「好塩基球と気管支喘息」気管支喘息の病態における好塩基球の役割を考える場合, 喘息患者の気道に好塩基球が存在することを確認する必要がある. しかし, これまで好塩基球の存在を喘息患者の気道において証明した報告はみられなかった. そこで, われわれは抗IgE抗体と, マスト細胞にほぼ特異的な酵素であるトリプターゼに対するモノクローナル抗体を用いた二重染色法により, 好塩基球とマスト細胞を明確に区別し, 喘息発作で死亡した患者の剖検肺の気道において好塩基球が存在するか否かを検討した. その結果, 喘息死患者の細気管支には好塩基球の集積が認められた1)2). この当時は好塩基球特異的抗体が作製されておらず, 好塩基球をIgE陽性, トリプターゼ陰性細胞として同定したわけであるが, Kepleyらは好塩基球特異的抗体2D7を用いて喘息死患者の肺全体で好塩基球の増加を認めている3).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
