印象に残る喘息症例
―内科編―
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- 掲載誌
- 喘息 Vol.23 No.1 110-112, 2010
- 著者名
- 眞野 健次
- 記事体裁
- 連載 / 症例 / 全文記事
- 疾患領域
- 呼吸器 / アレルギー・免疫
- 診療科目
- 一般内科 / 呼吸器内科 / アレルギー科 / 老年科 / 手術・救急
- 媒体
- 喘息
長い間, 喘息を専門とし多くの患者さんを診てきた. 本稿は, 「印象に残る喘息症例」というテーマである. 印象に残る症例といっても, 観点を違えれば多くの多種多様な症例が心に残っている. 本稿では, 純粋に臨床的・医学的な面から印象に残った喘息症例3例を挙げてみた. 「症例1」私が大学卒業後, 医師免許証を取得して間もない頃であった. 1960年代の後半は, 丁度大学紛争がたけなわの頃である. 私達同期の者は大学には入局しないで, 大学の医局とは関係なしに, それぞれ思い思いの医療機関で働いていた. 私も或る晩, ベッド数20~30ぐらいの個人病院で当直のアルバイトをやっていた. その時, 救急車で小学校6年生の男の子が喘息発作で搬送されて来た. 病院に到着する直前, 救急車の中で意識が無くなったという. 当時の救急隊員は患者を搬送するだけで, 医療行為については脈拍を測るぐらいであり, 何の権限も与えられていなかった. 当時は喘息など専攻する前のことで, 喘息についての知識など十分持ち合わせていない頃である.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
