【特集 心不全:診療と研究の最前線】
特集にあたって
購入する
販売サイト「MeReBo」へ
- 掲載誌
- Pharma Medica Vol.31 No.5 7-8, 2013
- 著者名
- 小室 一成
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 心臓血管外科 / 腎臓内科 / 老年科
- 媒体
- Pharma Medica
世界的に心不全の患者数と死亡者数が急増しており, 大きな問題となっている. 増加の原因は, 生活習慣の欧米化に伴い, 心筋梗塞などの動脈硬化性疾患が増加していることと高齢化があげられる. しかし一方で, 心不全ほど治療の進んでいる疾患はないといっても過言ではない. ACE阻害薬, ARB, β遮断薬, アルドステロン拮抗薬などについては, 多くの大規模臨床試験により, 生命予後の改善効果が報告されている. さらに心臓再同期療法, 植え込み型除細動器, 補助人工心臓などの非薬物療法においても生命予後の改善効果が報告されている. このように治療の著しい進歩にもかかわらず, 心不全の生命予後は, いまだ癌とほとんど同じであり, 医療費に関しては, 治療が一時的には奏効し入退院を繰り返すことから, 癌をはるかに上回る. このように多くの進歩と課題をともに抱えている心不全であるが, 本特集においては, 心不全の新しい発症機序と治療に焦点をあてた.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
