【特集 心不全:診療と研究の最前線】
心不全のトピックス iPS細胞を用いた心不全の病態解析
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- 掲載誌
- Pharma Medica Vol.31 No.5 45-48, 2013
- 著者名
- 森田 啓行
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 再生医療
- 診療科目
- 循環器内科 / 心臓血管外科
- 媒体
- Pharma Medica
「はじめに」 患者個人の罹患細胞を用いてその特性を解明し, 最適な治療を選択するのが「真の」オーダーメイド医療である. しかしながら, 臓器によっては細胞採取が侵襲的にならざるを得ず, 患者個人の細胞を用いた検討は現状ではきわめて困難である. これを現実化へと大きく引き寄せた技術革新が, 京都大学の山中伸弥教授によるヒトiPS細胞(人工多能性幹細胞:induced pluripotent stem cell)の樹立成功(2012年ノーベル医学生理学賞)である. ヒト皮膚線維芽細胞にレトロウイルスを用いて4種類の転写因子Oct3/4, Sox2, Klf4, c-Mycを導入しリプログラミングを行うことにより多能性幹細胞を樹立できることが発見された1). iPS細胞と命名されたこの多能性幹細胞はES細胞(胚性幹細胞:embryonic stem cells)と同様に多分化能(pluripotency)と自己複製能(self-renewal capability)を有する.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
