全文記事
悪性リンパ腫・多発性骨髄腫診療のBreakthrough
悪性リンパ腫;WHO分類第4版がもたらす変化
購入する
販売サイト「MeReBo」へ
- 掲載誌
- Pharma Medica Vol.28 No.9 9-15, 2010
- 著者名
- 鈴木 律朗
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 血液 / 癌
- 診療科目
- 一般内科 / 血液内科 / 老年科 / 小児科
- 媒体
- Pharma Medica
「はじめに」血液腫瘍の分類法として, もはや唯一無二のものとなった観のあるWHO分類が2008年9月に改訂された1). 2年を経過して臨床現場にはほぼ浸透してきているといえるが, 総勢145種類, リンパ系腫瘍だけでも81種類ある分類が, 果たして日常診療にBreakthroughをもたらすのか, この際考えてみたい. 「I. 悪性リンパ腫分類の変遷」悪性リンパ腫はもともとリンパ球が腫瘤形成する腫瘍である. 1994年のREAL(Revised European-American Lymphoma Classification)分類2)以前の分類では, 日常臨床で「悪性リンパ腫」とされているものに限られた分類であった. しかしながら, 「正常対応細胞に基づく分類」を掲げたREAL分類では, リンパ球前駆細胞に由来する「リンパ芽球性リンパ腫」は「急性リンパ性白血病」と統合され, 「慢性リンパ性白血病」, 「多発性骨髄腫」と類縁疾患の形質細胞性腫瘍は「成熟リンパ系腫瘍」として悪性リンパ腫に組み込まれた.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
