<< 一覧に戻る

私たちは,このようにして臨床栄養管理(ベッドサイドワーク)に参加した

第27回 医療法人社団三喜会鶴巻温泉病院栄養科

清水幸子

栄養-評価と治療 Vol.24 No.4, 7-11, 2007

「なぜ参加したのか」管理栄養士がなぜ病棟(臨床)で業務を行うのかには2つの目的があると感じている.一つは,患者の身体状況がどのようになっているのかを知るためには,患者そのものを観察することなくして評価ができないことである.現在は,病院内のイントラネットも完備されて検査データや食事内容などを知ることができるが,それらは評価した時点のデータであり,必ずしも実情を反映しているというわけではない.もう1つは,提供している食事が患者にとって適正であるか,摂取状況や摂取量が患者の栄養状態の改善に結びついているかを知ることが必要だということである.従来,栄養士や管理栄養士は献立作成に多くのエネルギーを費やしてきた.このこと自体は反省する事柄ではないが,献立作成のみに完成度を求めていても,患者の身体状況や摂取状況がアセスメントできていなければ,その効果は評価対象とされない.では,その評価はどう行われていたのであろうか.実際には,患者の最も近くにいる看護師やケアワーカーの認識のなかで行われていたのではないだろうか.食の専門家である栄養士や管理栄養士が必要栄養素や最適な食形態のテクスチャーを提案できていれば,患者の栄養状態はもっと早い時期に改善が行われたであろう.

記事本文はM-Review会員のみお読みいただけます。

メールアドレス

パスワード

M-Review会員にご登録いただくと、会員限定コンテンツの閲覧やメールマガジンなど様々な情報サービスをご利用いただけます。

新規会員登録

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る