新刊
特集 性ホルモン環境とLUTS
テストステロン補充療法のLUTSへの効果
掲載誌
排尿障害プラクティス
Vol.33 No.2 34-39,
2026
著者名
石川 圭祐
/
辻村 晃
記事体裁
抄録
/
特集
疾患領域
泌尿器
診療科目
泌尿器科
媒体
排尿障害プラクティス
Key Words
テストステロン補充療法(TRT)
/
下部尿路症状(LUTS)
/
LOH症候群
/
IPSS
/
QOL index
加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)に対するテストステロン補充療法(TRT)は,従来前立腺肥大を介した下部尿路症状(LUTS)悪化が懸念されてきたが,近年は改善効果を示す報告が増加している。TRTは膀胱平滑筋機能の調節,血流改善,筋力増強,代謝異常改善,抗炎症作用を介してLUTSを改善する可能性がある。長期観察研究ではIPSSおよび残尿量の改善が,ランダム化比較試験(RCT)ではIPSSと尿流率の改善が示された。当科の検討でもTRTによりIPSSおよびQOL indexが有意に改善した。適切な患者選択とモニタリングを行えば,TRTはLUTSを悪化させることなく改善に寄与する有効な治療選択肢となり得る。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

