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M-Review

美容皮膚科に必要な外科的Option & Technique

第14回 化粧品トラブルによる炎症後色素沈着

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掲載誌
Bella Pelle Vol.5 No.2 62-64, 2020
著者名
山下理絵
記事体裁
連載 / 抄録
疾患領域
皮膚疾患
診療科目
形成外科 / 皮膚科
媒体
Bella Pelle

当院の美容外来で行っている問診チャートでは,「あなたの肌質は?」という質問から始まる.選択肢には普通肌,乾燥肌,脂性肌,混合肌の4つ,そして,一番下に敏感肌の項目を入れている.どの肌質でも,4つのほかに敏感肌にチェックを入れる人は多く,また敏感肌だけにチェックする人もいる.敏感肌である人はもちろん,敏感肌だと思っている人のスキンケアや施術などは,トラブルを起こさないように気をつけている.肌質は,角質水分量と皮脂量によって決まるが,数値化されているわけではない.また,最近ではこの4つに加えて,乾燥型脂性肌(インナードライ)を分類に入れることもある.
皮膚は人体の最も外側にある器官で,常に外界からの刺激を受けている.とくに顔面は覆うことが少ないので,見えない微小な傷を負いやすい.季節の変わり目,花粉症などのアレルギー,あるいは疲労やストレスによって,バリア機能が低下し,肌の状態が悪化することを多くの人が経験している.また,加齢とともに,水分量,皮脂量が減り,乾燥を実感する人も多い.一般的にスキンケア商品は,肌質をベースに選択することが多く,肌のバリア機能維持,保湿などのために使用するが,化粧品かぶれ(接触皮膚炎)を起こすこともある.化粧品かぶれは,その化粧品に含有されている成分で生じる.軽度であれば外用剤で治癒するが,重度や処置の仕方を間違ったりすると炎症後色素沈着を残すこともある.化粧品によるかぶれは,その効果に期待しているだけに,心身ともにダメージを受ける.今回は,化粧品,染毛剤によるトラブルを報告する.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

Bella Pelle2020年5月号(Vol.5 No.2)

「美肌をつくるサイエンス」をテーマに,美容皮膚科領域における「科学的検証を経た正しい知識」を発信することにより,適正な診療のあり方を啓発する「日本初の美容皮膚科専門学術誌」。(「Bella Pelle」はイタリア語で「美しい肌」の意味)

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