うつ病のComorbidity
うつ病の関連疾患 各種不安障害(不安症)とのComorbidityについて
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- 掲載誌
- DEPRESSION JOURNAL Vol.3 No.3 24-27, 2015
- 著者名
- 林田和久 / 松永寿人
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 精神疾患
- 診療科目
- 心療内科 / 精神科
- 媒体
- DEPRESSION JOURNAL
「はじめに」うつ病(major depressive disorder;MDD)と神経症との関連性については,古くから注目されてきた.Kraepelinは,メランコリーを単純型,不安型,昏迷型に分類し,不安症状が前景にあり病期中に焦燥・興奮が高じて,時に意識混濁に至るようなタイプを,不安メランコリーと呼んだ.一方で,たとえばFreudは,神経症を独立的に捉え,精神分析的理論からその病因,病態仮説,そして治療を発展させた.1900年頃には,両者の関係について,連続性とみる一元論,あるいは双方の独立性を主張する二元論に分かれ,特にイギリスで議論が活発化した1).この議論に一定の結論を示したのは1980年に改訂されたDSM-Ⅲであった.DSM-Ⅲへの改訂では,精神障害の診断的信頼性を高めることに重点を置き,病因や疾病論的観点を含まない症候学的記述を主とした操作的診断基準が採用され,このなかで伝統的な精神分析的成因仮説を含む「神経症」という呼称は,「不安障害」に変更された.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
