肝細胞癌に対する放射線治療
陽子線治療の効果と位置づけ
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- 掲載誌
- The Liver Cancer Journal Vol.4 No.4 31-37, 2012
- 著者名
- 水本斉志 / 櫻井英幸
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- その他
- 診療科目
- その他
- 媒体
- The Liver Cancer Journal
「Summary」肝細胞癌に対する治療は, 肝機能, 腫瘍の大きさ・数・部位, 合併症の有無などに応じて手術, ラジオ波焼灼術, カテーテル治療, 肝移植, 分子標的薬などから最適な治療法を選択・組み合わせて行われている. 陽子線治療は従来のX線治療と比較して線量集中性に優れており, 周囲の正常組織の照射線量を最小限に抑えつつ, 腫瘍に十分な線量を投与することが可能である. その結果, 筑波大学の経験では陽子線治療の肝細胞癌に対する5年局所制御率は80~90%と良好であった. また, 低肝機能, 巨大肝細胞癌や門脈・下大静脈腫瘍栓を伴う肝細胞癌など, 治療法が制限される状況においても陽子線治療で良好な治療効果が認められた. 現時点では, 手術やラジオ波焼灼術と陽子線治療を前向きに比較検討した報告はないが, 脈管侵襲・巨大腫瘍・合併症・低肝機能などで標準的な治療が困難な症例に対しては, 陽子線治療が標準的な局所治療の1つとなることが期待される.
「Key words」肝細胞癌,陽子線治療,放射線治療,巨大腫瘍,門脈腫瘍栓,下大静脈腫瘍栓,低侵襲
「Key words」肝細胞癌,陽子線治療,放射線治療,巨大腫瘍,門脈腫瘍栓,下大静脈腫瘍栓,低侵襲
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。