本文へ移動
M-Review
全文記事

Around Hematological Malignancies

制御性T細胞

購入する

販売サイト「MeReBo」へ


掲載誌
Trends in Hematological Malignancies Vol.2 No.2 44-46, 2010
著者名
山口智之 / 坂口志文
記事体裁
連載 / 全文記事
疾患領域
アレルギー・免疫 / 癌 / 再生医療
診療科目
呼吸器内科 / 脳神経外科 / 産婦人科 / 消化器内科 / 皮膚科 / 泌尿器科 / 血液内科 / 腫瘍内科 / 消化器外科
媒体
Trends in Hematological Malignancies

「免疫応答を抑制するFoxP3+CD4+制御性T細胞」免疫系はさまざまな種類の病原微生物から自らを守るために発達した重要な仕組みである. 一方であまりに過剰な免疫応答はアレルギーなどの病態の原因になり, 誤った免疫応答はときに致死的な自己免疫病の原因になる. 免疫系には, 自己抗原などに対しては, 強い免疫応答を惹起しないという, 免疫寛容と呼ばれる仕組みがある. 免疫寛容に必須の機構として, 自己抗原に反応するT細胞の多くは胸腺内で「負の選択」により除去される. しかし, この胸腺での選択は完璧ではなく, 末梢リンパ組織で自己抗原反応性T細胞の活性化を抑制している機構がある. 末梢リンパ組織中でCD4+Tリンパ球の約10%を占めるFoxP3+CD25+CD4+制御性T細胞(Treg)が, 過剰および不要な免疫応答を抑制している1). 制御性T細胞の存在およびその重要性は, 正常末梢リンパ球中からCD25(IL-2受容体α鎖)陽性細胞を除いた残りの細胞集団をTリンパ球欠損マウスに投与するだけで, 胃炎や甲状腺炎など, さまざまな自己免疫病が発症するという実験事実により示された1).

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

全文記事
Trends in Hematological Malignancies2010年4月号(Vol.2 No.2)

近年,造血器腫瘍診療の進歩はめざましく,新規の治療薬や治療法が次々と臨床の現場に導入される一方で,使用法や副作用をめぐるこれまでにはなかった問題点も新に生じてきている。本誌は,常にアップデートされていくエビデンスの中から臨床の現場に直結した最新情報を厳選し,視覚的効果を駆使しつつ「分かり易く」のコンセプトのもと一歩先のトレンドを指し示す。

購入する

販売サイト「MeReBo」へ

【座談会 骨髄異形成症候群の分子病態研究の進歩と新しい治療】

Visual View 目で見るメカニズム

Clinical Interface 病院紹介

Around Hematological Malignancies