Communication 医師・患者関係
骨髄異形成症候群患者に対するコミュニケーション・スキル
販売サイト「MeReBo」へ
- 掲載誌
- Trends in Hematological Malignancies Vol.2 No.2 40-43, 2010
- 著者名
- 鵜池直邦
- 記事体裁
- 連載 / 全文記事
- 疾患領域
- 血液 / 癌
- 診療科目
- 血液内科
- 媒体
- Trends in Hematological Malignancies
「はじめに」骨髄異形成症候群(myelodysplastic syndrome;MDS)は, 造血幹細胞レベルの異常に基づく無効造血により, 血球減少や血球の形態・機能異常を呈する疾患群の総称である. 血球減少の面からは再生不良性貧血に近く, 血球の質的異常(前白血病状態)の面からは急性白血病に限りなく近いという二面性をもつ症候群である. 臨床病態[FAB(French-American-British)分類1)・WHO分類2)]・臨床経過も多種多様で, その病型分類以外にIPSS(International prognostic Scoring System)と呼ばれる国際予後判定システム3)も存在し, それによると診断からの平均生存期間は数ヵ月から12年と病態により大きく異なる(図1). 治療法も患者側に大きな負担を強いる多剤併用抗癌化学療法・造血幹細胞移植から, 生活の質(QOL)の維持を目的とした輸血療法を中心としたベスト・サポーティブ・ケア(BSC)に至るまでさまざまな選択肢があり, しかも移植療法以外では基本的には根治不可能な疾患であることから, その診断・治療に関するインフォームド・コンセント(IC)は, 血液内科医にとっては実際の現場では最も困難な場面の1つである.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
