データから読むアンチエイジング症例検討!
第17回 日本人の水銀デトックスの必要性
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- 掲載誌
- アンチ・エイジング医学 Vol.8 No.2 96-102, 2012
- 著者名
- 澤登雅一
- 記事体裁
- 症例 / 抄録
- 疾患領域
- 代謝・内分泌 / 血液 / 神経疾患 / 皮膚疾患 / アンチエイジング
- 診療科目
- 一般内科 / 産婦人科 / 皮膚科 / 神経内科 / 血液内科 / 老年科
- 媒体
- アンチ・エイジング医学
「はじめに」 有害金属による健康被害としては, 水銀による水俣病, カドミウムによるイタイイタイ病, 和歌山のカレー事件にみられるヒ素中毒などがある. これらは公害あるいは人為的にカレーに混入させたことが原因であり, 被害は地域限定的であった. 日常の生活の中では, このような高濃度の有害金属に短期間に暴露されることはないが, 有害金属は食べ物や飲み物として口から, あるいは呼吸や皮膚を介して慢性的に我々の体内に蓄積し, さまざまな症状・疾病の原因になる. 有害な金属が健康に与える影響については, 神経の変性1), 不妊2), 癌の原因3)となり, 必須ミネラルの機能を損なわせる4), ATPの合成を阻害する5), 細胞にフリーラジカルダメージを与える6), などの機序が明らかとなっている. また最近では, 加齢性眼疾患と有害金属の蓄積との関連についての報告も多い7)8). 環境汚染が進むなか, 近い将来, 慢性的な有害金属の蓄積による健康被害が問題となる可能性がある.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
