「SUMMARY」脳出血の治療についてはエビデンスの乏しい分野である.最近,脳出血急性期治療に関しては重要な知見が加わり,脳出血急性期における降圧の有用性が示された.外科治療に関してはエビデンスレベルの高い研究は乏しいが,内視鏡や血腫除去術などの低侵襲な治療が応用されてきており,個々の症例の特徴をよく吟味しながら治療方針を決定していくことが重要であると考えられる.
「はじめに」脳卒中治療ガイドラインが改訂され,脳出血の治療についても最新のエビデンスがまとめられた.今回の改訂では,主に急性期における血圧管理の重要性について新たなエビデンスが追加された.本稿では,脳卒中治療ガイドライン2015より脳出血の治療について新たに改訂された部分を中心に解説する1).
「KEY WORDS」脳出血,急性期治療,INTERACT2,SAMURAI-ICH,外科治療
「はじめに」脳卒中治療ガイドラインが改訂され,脳出血の治療についても最新のエビデンスがまとめられた.今回の改訂では,主に急性期における血圧管理の重要性について新たなエビデンスが追加された.本稿では,脳卒中治療ガイドライン2015より脳出血の治療について新たに改訂された部分を中心に解説する1).
「KEY WORDS」脳出血,急性期治療,INTERACT2,SAMURAI-ICH,外科治療