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DWI-FLAIRミスマッチとは?

掲載誌
脳と循環 Vol.20 No.3 66-69, 2015
著者名
青木淳哉
記事体裁
抄録
疾患領域
脳血管障害
診療科目
脳神経外科 / 神経内科 / 手術・救急 / 放射線科
媒体
脳と循環

「はじめに」急性期脳梗塞例において頭部magnetic resonance imaging(MRI)拡散強調画像(diffusion weighted imaging:DWI)で信号変化を呈していても,fluid-attenuated inversion-recovery(FLAIR)で信号変化がない場合を"DWI-FLAIRミスマッチ"と定義される(図).FLAIRは脳実質の信号変化のほか,血管の信号変化も描出できるが,DWI-FLAIRミスマッチにおいては血管の信号変化の有無は問わない.最近の急性期脳梗塞例を対象とした臨床研究では,DWI-FLAIRミスマッチである場合,発症4.5時間以内である確率が高いと示されている.急性期脳梗塞例の約25%は,睡眠時や目撃者のいない状況での発症のために発症時刻が特定できない.遺伝子組み換え組織型プラスミノゲン・アクティべータを用いた経静脈的な血栓溶解療法(recombinant tissue-type plasminogen activator:rt-PA療法)やカテーテルを用いた経動脈的治療の適応時間は限られており,多くの発症時刻不明な急性期脳梗塞例はこれらの治療の適応外と判断されてしまう.DWI-FLAIRミスマッチの概念は,発症時刻の不明な急性期脳梗塞例に対する治療戦略の新たな幕開けをもたらすと期待されている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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