【特集 プラークバイオロジーの解明から新しい冠動脈イメージングまで】
血管石灰化の分子機序
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- 掲載誌
- The Lipid Vol.25 No.2 42-47, 2014
- 著者名
- 中原健裕 / 小和瀬桂子 / 倉林 正彦
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 糖尿病 / 腎臓 / 骨・関節
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 心臓血管外科 / 脳神経外科 / 腎臓内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 神経内科 / 老年科
- 媒体
- The Lipid
[Summary] 血管石灰化は臨床上, 非常に頻度が高く, 心血管イベントの重要なリスクとなる. 長い間, 血管細胞の変性に伴う受動的な過程と考えられてきたが, 骨形成に類似した能動的な過程であることが明らかにされている. 粥状硬化に伴う内膜石灰化と中膜石灰化(Mönckeberg型石灰化)では, 石灰化誘導因子や転写因子が異なる. 内膜石灰化では酸化脂質により活性化された血管内皮細胞, 単球およびマクロファージ由来の炎症性サイトカインの関与が大きく, 骨芽細胞分化が主体であるのに対して, 中膜石灰化では脂質の関与は少なく, 血管平滑筋細胞の軟骨細胞への分化が主体である. 血管石灰化は, 骨のリモデリングと同様に, 骨芽細胞と破骨細胞の活性のバランスによって調節されている. [はじめに] 糖尿病や慢性腎臓病(CKD)患者では血管石灰化が高頻度にみられ, 心血管リスクを増加させる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
