【特集 プラークバイオロジーの解明から新しい冠動脈イメージングまで】
OCTによる冠動脈イメージング
掲載誌
The Lipid
Vol.25 No.2 55-60,
2014
著者名
志村徹郎
/
高野雅充
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器
/
代謝・内分泌
診療科目
一般内科
/
循環器内科
/
心臓血管外科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
/
老年科
/
放射線科
媒体
The Lipid
[Summary] 冠動脈造影は虚血性心疾患の診断におけるゴールドスタンダードであり, 造影所見をもとに治療戦略が決定される. しかし血管内腔の投影像である冠動脈造影からは, 動脈硬化をきたした血管壁, プラークの性状を評価することはできない. 血管内超音波が血管壁の形態の観察に関して多くの知見を提供してきたが, 近年, 血管内超音波の約10倍の空間解像度(約10μm)を有する光干渉断層法が開発され臨床使用が可能となった. 光干渉断層法は, 冠動脈プラークや血栓の構造や組織性状の正確な評価が可能であり, 動脈硬化の病態や急性冠症候群の発症機序の解明に有用であると期待されている. [はじめに] 光干渉断層法(optical coherence tomography; OCT)の原理は1990年にわが国の丹野らによりはじめて報告され1), その後マサチューセッツ工科大学のHuangらが臨床応用することで発展を遂げたイメージング法である(図1).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

