【特集 プラークバイオロジーの解明から新しい冠動脈イメージングまで】
脂肪酸とプラークの炎症
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- 掲載誌
- The Lipid Vol.25 No.2 19-25, 2014
- 著者名
- 大坂 瑞子 / 吉田 雅幸
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 代謝・内分泌
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 心臓血管外科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科
- 媒体
- The Lipid
[Summary] 虚血性心疾患は先進国における主要死因の1つである. 動脈硬化症によって不安定化プラークが形成され, その破裂が心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす. この不安定化プラークの形成には血管壁への脂肪沈着が重要であり, 中でも脂肪酸の役割が注目されている. 血管への脂肪沈着は飽和脂肪酸によって進行する一方, 不飽和脂肪酸に分類されるn-3脂肪酸は動脈硬化症を改善する効果をもつ. 本稿では動脈硬化症の増悪因子と抗動脈硬化因子としての脂肪酸について紹介する. [脂肪酸とは] 脂肪酸は生体において重要なエネルギー源であり, さらにシグナル伝達を司る分子の前駆体や細胞膜の構成成分として重要な物質である1). すべての脂肪酸はカルボキシル基とメチル基をもつ炭化水素骨格で構成されており, カルボキシル基はグリセロールやコレステロールとエステル結合することによりアシルグリセロールやコレステリルエステルを形成する.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
