【特集 グルカゴン・ルネッサンス】
腸管グルカゴンとインクレチンの気になる関係~研究を振り返って~
購入する
販売サイト「MeReBo」へ
- 掲載誌
- Diabetes Frontier Vol.25 No.2 146-152, 2014
- 著者名
- 佐々木英夫 / 間中英夫
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 代謝・内分泌 / 糖尿病
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 腎臓内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科 / 小児科
- 媒体
- Diabetes Frontier
「I. インクレチンの概念の由来」膵ホルモンが血中に吸収された栄養素の濃度を速やかに, かつ効率的に調節するために腸管と膵島間に密接な関連が必要となる. この関連に最初に触れたのは1877年のClaude Bernardの付言であろう. 「ブドウ糖を経口投与した場合は経静脈的に投与した場合よりも一層効率的に利用される」と述べている1). 1906年Mooreらは, 膵島刺激因子が十二指腸内にあり, 糖尿病はその因子の欠乏によると推論し, 十二指腸抽出物による糖尿病の治療を試みたが成功しなかった2). その後も糖利用を促進する腸管因子の追求の試みが繰り返されたが, 発見に至らずに数十年が経過した. 1929年ZunzとLaBarreは. イヌのcross-circulationを用い, secretinの粗抽出物に2つの因子があることを発見した3). 1つは膵外分泌を刺激し, 膵液分泌を増し, 他方は膵内分泌を刺激し, 低血糖を生じた.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
