【特集 グルカゴン・ルネッサンス】
抗グルカゴン作用薬の開発の可能性は?
購入する
販売サイト「MeReBo」へ
- 掲載誌
- Diabetes Frontier Vol.25 No.2 184-187, 2014
- 著者名
- 河盛隆造
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 糖尿病
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 腎臓内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科 / 小児科
- 媒体
- Diabetes Frontier
「はじめに」神田明神の神紋は「流れ三つ巴」である. 健常人の食後血糖応答は, 肝に流入するブドウ糖・インスリン・グルカゴンの「三つ巴」が, 肝・糖取り込み率亢進と肝・糖放出率抑制, インスリンによる筋・糖取り込み率亢進を制御し, 正常域に保持する. 食後の一過性高血糖の出現は, 食事という刺激によるランゲルハンス島のインスリン・グルカゴン分泌反応, 腸刺激に基づくインクレチンによる作用, 流入するブドウ糖の量などに加え, 受け取る肝や筋の性状, のいずれかに異常が生じていることによる. この状況を放置することなく, 食後高血糖を解消する, すなわち“糖のながれ”を正常時に戻すことがいかに重要なことかを認識し, 対処したい. その手段として, 従来よりインスリン分泌刺激, インスリンの働きを高めることなどが主流であったが, グルカゴン分泌を抑制する, グルカゴン作用を抑制することも, 今後検討されるであろう.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
