【特集 臓器間代謝ネットワークと糖尿病】
胆汁酸によるエネルギー代謝調節機構
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- 掲載誌
- Diabetes Frontier Vol.25 No.1 63-71, 2014
- 著者名
- 田岡広樹 / 渡辺光博
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 代謝・内分泌 / 糖尿病 / 消化器
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 消化器内科 / 腎臓内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科
- 媒体
- Diabetes Frontier
「はじめに」胆汁酸は, 肝臓においてcholesterol 7 α-hydroxylase(Cyp7A1)が律速酵素となり, コレステロールよりコール酸(CA)とケノデオキシコール酸(CDCA)の2種類が合成される(図1). 胆汁酸は疎水性と親水性の両方の作用を有する両親性物質で, その界面活性作用により食事により摂取されたコレステロールや脂質をミセル化することで, これらの物質の消化吸収を促す重要な分子としてよく知られている. 脂質の消化吸収にかかわった後, 胆汁酸の約95%はterminal ileum(回腸下部)により再吸収され, 門脈経由で肝臓に戻る. 腸管からの脂肪吸収に重要な役割を果たす胆汁酸が, 最近の研究により, エネルギー代謝に大きくかかわっていることが解明されている. 新たに解明された機能とその機序, 応用の可能性について, 胆汁酸とエネルギー代謝の観点を中心に解説する.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
