基礎講座 糖尿病患者の“血管を診る”~画像化と機能評価~
動脈弾性能の評価―PWV,CAVI計測の意味と役割―
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- 掲載誌
- Diabetes Frontier Vol.23 No.3 331-336, 2012
- 著者名
- 佐藤悠太 / 白井厚治
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 糖尿病
- 診療科目
- 循環器内科 / 心臓血管外科 / 糖尿病・代謝・内分泌科
- 媒体
- Diabetes Frontier
「はじめに」血管弾性機能を計測し, 動脈硬化を診断しようとする取り組みは, 古くから試みられてきた. 簡便で臨床応用できる計測系が求められ, 脈波伝播速度(pulse wave velocity: PWV)は, その1つの指標として用いられてきた. しかし, これは弾性能そのものでなく, 間接的弾性指標であり, 血圧に依存するという特性があった. 血圧に依存しない測定系の研究も進められ, 新たに提示されたのが心臓足首血管指数(cardio-ankle vascular index: CAVI)である. 本指標は, 一定の血管径の伸びに必要な内圧変化量で弾性能としたものであり, 物性を扱う力学的合理性に基づいた計測系である. CAVIは, 糖尿病時の大血管障害をよく反映し, 慢性期, 急性期糖尿病で高値を示し, 血糖コントロール治療で低下する. したがって, 糖尿病の大血管障害を定量的にみていく指標として, 有用性のあることが判明してきた.
「Key Words」大血管障害,脈波伝播速度(PWV),心臓足首血管指数(CAVI),虚血性心疾患,慢性腎臓病
「Key Words」大血管障害,脈波伝播速度(PWV),心臓足首血管指数(CAVI),虚血性心疾患,慢性腎臓病
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
