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骨免疫学Ⅱ
骨芽細胞と造血幹細胞ニッチ
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- 掲載誌
- THE BONE Vol.23 No.4 75-80, 2009
- 著者名
- 新井文用
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 代謝・内分泌 / 血液 / 骨・関節
- 診療科目
- 整形外科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 血液内科
- 媒体
- THE BONE
幹細胞は自己複製能と多分化能を有し, 各組織の長期にわたる恒常性維持に貢献している. この幹細胞のふるまいは, ニッチと呼ばれる微小環境の影響を大きく受けており, 幹細胞がその特性および機能を維持するためには, 卵細胞周囲のニッチとの相互作用が重要である. 現在までに, 2種類の造血幹細胞ニッチが同定されている. 1つは骨表面の骨芽細胞性ニッチであり, もう1つは血管周囲の血管性ニッチである. 特に, 細胞周期が静止期にある幹細胞は骨芽細胞と接着して存在しており, 幹細胞―骨芽細胞間での相互作用が静止状態の維持にかかわっていると考えられる. 「はじめに」成体組織における幹細胞の維持はニッチと呼ばれる周囲の微小環境による制御に依存している. このニッチという概念は, もともと骨髄移植された造血幹細胞が骨髄や脾臓といった造血臓器に特異的に移動(ホーミング)し, 造血を再構築する現象について説明したものである1).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
