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骨免疫学Ⅱ
抗TNF療法の骨免疫学
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- 掲載誌
- THE BONE Vol.23 No.4 85-91, 2009
- 著者名
- 田中 良哉
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 膠原病・リウマチ性疾患疫 / 骨・関節
- 診療科目
- 整形外科 / リウマチ科
- 媒体
- THE BONE
関節リウマチ(RA)の治療において, 病態形成過程で中心的な役割を担うTNF-αを標的とした生物学的製剤が導入され, 画期的な効果を齎した. TNF阻害薬の使用により治療目標が, 臨床症候の改善に留まらず, 臨床的寛解, 構造的寛解, 機能的寛解にシフトした. 特に, TNF阻害薬とメトトレキサートを併用することにより, 滑膜炎の改善の如何にかかわらず, 骨・軟骨破壊の進展をほぼ完全に制御できるようになった. このようなTNF阻害薬の治療効果より, TNF-αは直接的, および, 滑膜炎を介して間接的に破骨細胞を活性化し, 骨代謝回転から逸脱した骨芽細胞非依存性の骨破壊を促したと考えられる. 今後, 斯様な臨床成績を基に基礎研究へ立ち戻ることにより, 病態解明や治療応用に新展開を齎すはずである. 「はじめに」関節リウマチ(RA)は, 関節炎を病変の主座として骨・軟骨破壊を必発する自己免疫疾患である. RAの治療目標は疾患活動性と関節破壊の制御であり, メトトレキサート(MTX)を中心とした抗リウマチ薬による治療を基本とする1)-3).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
