全文記事
骨免疫学Ⅱ
破骨細胞前駆細胞の遊走・局在制御
―二光子励起顕微鏡を用いた骨免疫イメージングより―
購入する
販売サイト「MeReBo」へ
- 掲載誌
- THE BONE Vol.23 No.4 69-74, 2009
- 著者名
- 石井 優
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 代謝・内分泌 / 膠原病・リウマチ性疾患疫 / 骨・関節
- 診療科目
- 整形外科 / リウマチ科 / 糖尿病・代謝・内分泌科
- 媒体
- THE BONE
単球系の破骨細胞前駆細胞がいかにして骨表面に到達するか, また, その遊走がどのように制御されているかは長い間不明であった. 我々は最近, 二光子励起顕微鏡を用いて生きたままのマウス骨組織内を可視化することに成功し, 前駆細胞の遊走・接着が, 脂質メディエーターの一種であるスフィンゴシン1リン酸や種々のケモカインによって動的に制御されていることを解明した. 本稿ではこの研究成果に加え, 我々が開発した骨のライブイメージングの方法論や応用について概説する. 「はじめに」硬い石灰質に囲まれた骨組織の内部は, 従来, 生きたままでの観察が極めて困難であると考えられていた. 実際にこれまでの骨や骨髄に関する研究では, 固定して摘出した骨を, カルシウムキレート剤に1週間ほど漬け込んで脱灰し, 切片にして観察していた. この従来法でも, 骨組織内の細胞の「形態」や「分子発現」(免疫染色による)を解析することはできたが, 決定的な情報が欠落していた.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
