高齢者施設医師1年生 目からウロコの施設医療現場
第4回 小症候性(microsymptomatic)~医学の基本はやはりEBM(experience-based medicine)
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- 掲載誌
- Pharma Medica Vol.27 No.7 130-131, 2009
- 著者名
- 安井 敏裕
- 記事体裁
- 連載 / コラム / 全文記事
- 疾患領域
- その他
- 診療科目
- 一般内科 / 老年科
- 媒体
- Pharma Medica
「無症候性(asymptomatic)」最近はMRIの普及によって侵襲なく脳の検査ができるようになっており, 多くの"無症候性"の脳腫瘍や脳動脈瘤・頸動脈狭窄などの脳血管病変が発見されるようになっている. このような時代背景の下に1992年に日本脳ドック学会が設立され, "無症候性"脳病変について一定の治療ガイドラインも作成されている. しかし, 現実にはこれら"無症候性"脳病変を治療すべきかどうか, あるいはどのような治療法を選択するかの判断は難しい. すなわち, 偶然に発見された"無症候性"脳病変の自然経過が不明であるし, 脳外科の治療には頻度は低いとはいえ, やはり後遺症を残す危険性もあるためである. あるアンケートによると, 脳外科疾患を持つ患者さんの多くが, 「高度な治療を受けたいが, 同時にその治療法は安全であってほしい. そして, 治療結果は良好であってほしい」, すなわち, "Low risk, high return"の治療法を望んでおられるという結果が出ている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
