睡眠障害をめぐって
睡眠障害の診断と鑑別
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- 掲載誌
- Pharma Medica Vol.27 No.7 33-40, 2009
- 著者名
- 井上雄一
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 呼吸器 / 精神疾患
- 診療科目
- 一般内科 / 呼吸器内科 / 耳鼻咽喉科 / 老年科 / 小児科 / 心療内科 / 精神科
- 媒体
- Pharma Medica
「はじめに」現代においては, 睡眠障害の重要性が広く社会一般に認知されてきており, これによるQOL(Quality of Life)への影響, 作業効率の低下やエラー発現, 運転事故の危険性が懸念されている. しかし, 睡眠障害の確定診断を行い治療に結びつけるというプロセスは, まだ十分に普及しているとはいえない. 本稿では, 日常で遭遇する頻度が比較的高い睡眠障害の鑑別診断について解説したい. 「I. 睡眠障害の分類」睡眠障害の種類はかなり多く, 睡眠障害国際分類第2版(international classification of sleep disorders;ICSD 2nd)1)に網羅されている疾患の数は90以上に達している. 睡眠障害は, 不眠症, 過眠症, 睡眠中に生じる異常運動, 睡眠中の異常行動(睡眠時随伴症), 概日リズム睡眠障害, 睡眠時呼吸障害などに大別される. この診断分類は, 取り上げられている疾患数が膨大なうえに, 後述する終夜睡眠ポリグラフィ(polysomno graphy;PSG)所見にかなり重点が置かれているため, 専門医以外が用いるものとしてはやや難解な面がある.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
