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脳血管障害とアンチエイジング

第3回 頸動脈病変

北川一夫

Anti-aging Science Vol.2 No.2, 68-72, 2010

近年の生活習慣の欧米化に伴い頚動脈病変を原因とした脳梗塞の発症が増加している. 頚動脈は超音波検査により非侵襲的な観察が可能であり, 多くの大規模臨床疫学研究の成果より心脳血管イベントのサロゲートマーカーとしての地位が確立されている. また各種薬剤の抗動脈硬化作用を評価する際の臨床的指標として繁用されている. 本稿では, 頸動脈病変の臨床的計測の意義と加齢による動脈硬化病変進行に密接に関与することが想定されている 炎症機転の関与について, 筆者らの研究成果を中心に解説する. 「頸動脈内中膜肥厚(Intima media thickness:IMT)評価の実際と臨床的意義」 1. 心血管イベント予測因子としての頸動脈IMT 頸動脈超音波検査では, 早期動脈硬化の指標とされるIMT肥厚から, 脳梗塞の原因となる内頸動脈狭窄, 閉塞まで, 軽症から重症の頸動脈病変の観察が可能である. 現在は各種画像解析プログラムの進歩により, 半自動的にIMTを計測する装置や3次元表示の可能な機種も登場している.

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