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バイオメディカルフォーラム

第24回バイオメディカルフォーラム Session 3 指定講演「DICの基礎と臨床の最前線」 プログラムされた非アポトーシス細胞死:Extracellular trap cell death(ETosis)と病態

Programmed non-apoptotic cell death: Extracellular trap cell death(ETosis) and disease

植木重治今野泰典廣川誠

バイオメディカル Vol.24, 26-30, 2014

「要旨」好中球や好酸球は,活性化に伴いネット状のDNAを放出する。これはNADPHオキシターゼによる活性酸素の産生を介した細胞死の結果であるが,核の凝集やDNAの断片化が起こらず,核膜と細胞膜の崩壊を伴うという特徴を有することから,アポトーシスやネクローシスと区別してExtracellular trap cell death(ETosis)と呼ばれている。ETosisは病原微生物に対するひとつの自然免疫機構として,これまでのエフェクター細胞の理解も変えようとしている。さらに,血栓症,自己免疫疾患,アレルギーなどさまざまな炎症病態の成立に重要な役割を担っていることが明らかになりつつあり,ETosisのコントロールは疾患の治療戦略を考える上でも重要になっていくと考えられる。
「キーワード」Extracellular trap cell death(ETosis),アポトーシス,好酸球,好中球

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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