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わが国における呼吸器疾患に伴う肺高血圧症診療の実態と重症肺高血圧症の予後

Pulmonary Hypertension Update Vol.1 Suppl., 11-15, 2015

わが国における呼吸器疾患に伴う肺高血圧症(R-PH)の診療実態および予後は明らかでない。今回,日本呼吸器学会認定および関連施設におけるアンケート,ならびにその後協力が得られた施設において,平均肺動脈圧 35mmHg以上の重症R-PHの臨床像,予後調査の結果が報告された。日本においては,呼吸器内科医が右心カテーテルを施行している施設は少ないが,半数以上がPAH治療薬使用前に行うべきと考えていた。R-PH疑い1,355例に右心カテーテルが施行され,うち29%がR-PH,8%が重症R-PHであった。重症R-PHの基礎疾患はCOPD,間質性肺炎,膠原病に伴う間質性肺炎,気腫合併肺線維症などで,その予後は不良なものの,PDE-5阻害薬使用例の予後は非使用例に比して良好であった。本結果は,必ずしも重症R-PH におけるその使用を推奨するものではないが,今後前向き比較試験の推進が必要と考えられた。
「KEY WORDS」右心カテーテル,呼吸器疾患に伴う肺高血圧症,重症肺高血圧症,ホスホジエステラーゼ-5阻害薬,予後

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抄録