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肝性浮腫―病態・診断・薬物療法

総論 肝硬変における腹水の鑑別診断と実態

Differential diagnosis and management of ascites in patients with liver cirrhosis

八橋弘

Fluid Management Renaissance Vol.4 Suppl., 29-36, 2014

「Summary」腹水の診断で重要なポイントは,腹水の原因を的確に診断することである。原因を特定することで腹水に対する治療方針を明らかにすることができる。特に,門脈圧を反映する血清と腹水のアルブミン濃度差(血清-腹水アルブミン濃度勾配(SAAG))は腹水の病態や原因を反映することから,治療方針の決定に有用である。特発性細菌性腹膜炎(SBP)では,二次性細菌性腹膜炎との鑑別を行ったうえで,速やかに抗菌薬で治療を行う。SBPの70%の患者では1年以内にSBPを再発するため,予防的な抗菌薬の投与を考慮する。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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