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治療とケア―症例から考える―

動作を停止する数秒間のエピソードを示す14歳女児

大塚頌子

Epilepsy Vol.1 No.2, 48-52, 2007

「症例提示」現病歴 13歳頃から, 約5秒間動作が停止するエピソードが出現した. このエピソードは徐々に頻度を増し, 約1年後には日に3~5回ほど出現するようになったが, 病院を受診することなく無治療であった. 14歳7カ月の時に, 睡眠時に約1分の全身けいれんが10日間に3回出現したため, 近所の病院の小児科を受診した. その時の脳波では明らかなてんかん発射はみられず, 頭部CTにも異常はなかった. 動作が停止するエピソードは欠神発作ではないかと考えられ, 若年欠神てんかんとしてバルプロ酸(VPA)の内服が開始された. しかし, 内服後も動作を停止するエピソードは日に1~2回認められ, 全身けいれんも月に1~2回出現した. 全身けいれんはすべて睡眠中に起こり, 約30~60秒の持続の強直間代けいれんで, 左右差はなく, 時にチアノーゼを伴うこともあった. 発作が抑制されないため, VPAを増量されたところ, 嘔気や頭痛が出現した.

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