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血管内治療と観血的治療―動脈疾患治療の最前線

3.頸動脈狭窄 外科治療

栗田浩樹塩川芳昭

Angiology Frontier Vol.5 No.2, 39-42, 2006

頸部内頸動脈狭窄症に対する内膜切除術(carotid endarterectomy ; CEA)は症候性狭窄の場合は50%以上(NASCET基準), 無症候性狭窄の場合は60%以上(ACAS基準)の高度狭窄で血流不全解除の目的で考慮される. また狭窄率が基準を満たさなくても, 微小塞栓源となっている場合には適応がある. しかし手術による利益は低い合併症率で行われて初めて得られることに留意する必要がある. 最近, より侵襲性の低いステント留置術(carotid artery stenting ; CAS)が急速に普及しつつあるが, CEAとCASを選択する合理的な基準はいまだ存在しない. 当科では現在CEAを第一選択とし, 高齢者やハイリスク患者のみCASの適応としているが, 将来的にはそれぞれの治療成績の解析より, 個々の症例で最適な治療が根拠をもって選択され, それぞれの短所を補い合うことによって双方の治療成績がさらに向上することが期待される.

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