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統合失調症のコミュニケーション技能

統合失調症のコミュニケーション技能の改善を目指して―薬物療法

中島振一郎根本隆洋渡邊衡一郎

Schizophrenia Frontier Vol.8 No.2, 27-32, 2007

「要約」現在の薬物治療において, 統合失調症の陽性症状に対する効果は明らかであるが, 認知機能障害や陰性症状に対する効果は限界があり, 後者が機能的転帰と深く関与している. 薬物療法による統合失調症のコミュニケーション技能の改善を概説するにあたり, はじめに認知機能と社会機能, コミュニケーション能力の関係について述べた. 抗精神病薬の認知機能障害に対する効果については, 新規抗精神病薬は従来型抗精神病薬より有効であり, それぞれの認知機能改善プロフィールには相違がある. 薬物療法の認知機能改善効果を評価する標準化された指標を作成し, 統合失調症の認知機能障害と機能的転帰に対する治療の開発を促進するために, 現在米国ではthe Measurement And Treatment Research to Improve Cognition in Schizophrenia(MATRICS)が行われている. 最後に, MATRICSのなかで候補に挙げられている認知機能促進薬について, グルタミン酸受容体作動薬を中心に述べた.

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