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細胞内情報デリバリーの新手法

蛋白質セラピー法

富澤一仁松井秀樹

再生医療 Vol.6 No.2, 24-30, 2007

「はじめに」1988年2つのグループから, ヒト免疫不全ウイルスI型(HIV-1)が発現するtrans-activator of transcription protein(TAT蛋白質)を培養液中に添加すると細胞膜を通過し細胞内で生理活性を保持していることが報告された1)2). その後, TAT蛋白質の11個のアミノ酸からなるドメイン[protein-transduction domain(PTD)]が膜透過性の性質を有していることが判明した3). TAT蛋白質のPTDの特徴は, 11個のアミノ酸のうち8個のアミノ酸がアルギニンならびにリジンの塩基性アミノ酸で構成されていることである(表1). このことから, PTDの正電荷を帯びているという特徴が膜透過性に重要であることが示唆された. そこで, 我々はTAT蛋白質PTDをすべてアルギニンに置換したPTDペプチドを作製し(11R), 蛋白質の細胞内導入効率についてTAT蛋白質PTDと比較した.

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