<< 一覧に戻る

Ⅱ.再生医学のナノテクノロジー

磁性ナノ粒子を用いた組織工学手法の開発

井藤彰本多裕之

再生医療 Vol.5 No.1, 84-90, 2006

Tissue engineeringの定義は, 「生命科学と工学の協力によって生体の機能を維持し, また失われた機能を代替する臓器あるいは物質を創造するための学際的研究分野」であり1), 医学と工学の融合分野といった, 筆者ら工学部の研究者にとっても, 現在最もエキサイティングな研究領域の一つである. Tissue engineeringのキーワードの一つは細胞である. 再生医療に用いる細胞供給源として, 最も有望な細胞は胚性幹細胞(embryonic stem cell:ES細胞)であることは間違いない. 1998年にヒトのES細胞が分離されて以来, そのES細胞からさまざまな組織への再生の可能性が示された2). 一方, あらゆる組織に分化できるES細胞に対して, ES細胞から少し分化したものが体性(組織)幹細胞である. 体性幹細胞の中でも, 現在, 多くの研究者が取り組んでいるのは, 骨髄から得られる間葉系幹細胞(mesenchymal stem cell:MSC)の利用である.

記事本文はM-Review会員のみお読みいただけます。

メールアドレス

パスワード

M-Review会員にご登録いただくと、会員限定コンテンツの閲覧やメールマガジンなど様々な情報サービスをご利用いただけます。

新規会員登録

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る