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臨床に応用される血管新生

細胞療法による血管再生

井澤英夫近藤隆久新谷理梶口雅弘室原豊明

血管医学 Vol.8 No.2, 57-64, 2007

従来, 末梢動脈閉塞性疾患や冠動脈疾患に対しては, カテーテルによる血管拡張術やバイパス手術による血行再建が図られてきた. しかし, 動脈硬化病変が重症であったり, 病変が末梢に存在するなどの理由から, これら従来の治療法では, 完全な血行再建が不可能な症例も少なからず存在する. 1997年に, 成人の末梢血中に血管内皮細胞へと分化し得る細胞の存在が証明されて以来, 骨髄または末梢血単核球細胞を用いた血管再生医学は目覚ましい進歩を遂げてきている. われわれの施設でも, 従来の治療法では血行再建が困難な, 末梢動脈閉塞性疾患, 慢性虚血性心疾患, 急性心筋梗塞それぞれの症例に対して, 細胞療法による血管再生の臨床応用を行っている. 本治療法の発展のためには, 安全性や治療効果の慎重な検討に加え, メカニズムの解明や治療効果をより強固にするための基礎的研究も併せて行っていく必要がある.

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