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脳血管病の発症機構とその予防・治療

脳血管性認知症とアルツハイマー型認知症―脳血管病の観点から

北川一夫

血管医学 Vol.7 No.2, 25-31, 2006

アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症は, 認知症の原因の大半を占め, 前者はアミロイド沈着による神経細胞変性, 後者は脳血管障害による神経細胞脱落, 神経線維損傷に基づく異なる疾患と捉えられてきた. しかし近年, アルツハイマー型認知症の危険因子として脳卒中既往, 動脈硬化危険因子, 心疾患などの重要性を示唆する臨床疫学的調査が集積しつつあり, この両者の認知症に共通の要因としての血管因子"の関与が注目されている. また, 脳血管および脳実質での炎症機転の関与は, 血管病変の進行とともに認知機能低下, さらには認知症発症に寄与する可能性があり, 将来の認知症克服に向けた治療戦略を考えるうえで, "血管因子","炎症機転"の制御が重要と考えられる.

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