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わが国の冠動脈疾患の臨床エビデンス

わが国における冠動脈疾患に対する冠インターベンションとその予後

木村剛光藤和明

血管医学 Vol.7 No.1, 35-43, 2006

現在進行中のCypher(TM)ステントの市販後のレジストリーであるj-Cypher Registryの中間解析結果を報告する. 30日の追跡データが得られた3,775例における30日以内のステント血栓症の頻度は0.39%であった.180日追跡データから得られた1,259例(62%)では, 180日の死亡率2.9%,死亡/Q波梗塞/脳卒中/TLRの頻度5.8%, 31-180日の遅発性ステント血栓症の頻度0.32%であった. 180日のTLRの頻度は患者単位で1,259例中2.6%, 病変単位で1,818病変中1.8%と, 従来の諸外国での報告と同様にきわめて低率であった. 再狭窄やTLRの真の頻度の推定には1年の追跡結果を待つ必要があるが, 6ヵ月の時点では欧米での報告と同様に, Cypher(TM)ステントによる強力な再狭窄抑制効果が示唆されている. 今後, 症例数を増加し追跡期間を延長し, 日本人におけるCypher(TM)ステントを用いたPCIの成績を評価していきたい.

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