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症例から学ぶ

免疫グロブリン大量静注療法が有効であったChurg-Strauss症候群による末梢神経障害の1例

岩永賢司東田有智

International Review of Asthma & COPD Vol.11 No.3, 35-37, 2009

「はじめに」 Churg-Strauss症候群(CSS)は, 喘息が先行し, その後, 好酸球の著明な増加とともに全身の血管炎による全身症状を呈する疾患である. 多発性単神経炎はCSSにおいて高率に生じるが, 末梢神経障害が後遺症として残り, 患者の日常生活に大きな影響を及ぼす場合が多い. われわれは, 後遺症である末梢神経障害に対して免疫グロブリン大量静注療法が有効であったCSSの1例を経験したので報告する. 「症例」 患者 61歳, 女性 主訴 乾性咳嗽 既往歴 20歳時:急性虫垂炎 50歳時:鼠径ヘルニア 家族歴 特記事項なし 現病歴 1999年に喘息を発症し, 近医より吸入ステロイド薬(フルチカゾンプロピオン酸エステル400μg/日), ロイコトリエン受容体拮抗薬, テオフィリン徐放製剤などが処方されていた. その後, 喘息症状が改善したため, 自己判断にて服薬が中止された. 2006年1月に感冒に罹患後, 喘息発作が出現したため, 近医にて点滴加療を受け, 一時的に改善するものの乾性咳嗽, 全身倦怠感, 37℃台の発熱などの寛解増悪を繰り返していた.

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