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膵癌対策最前線

第5回 膵癌の内視鏡診断

―早期膵癌診断への挑戦―

今村秀道入澤篤志澤木明水野伸匡原和生肱岡範近藤真也小林佑次松本和也佐伯哲赤羽麻奈鈴木晴久丹羽康正田近正洋河合宏紀清水泰博山雄健次

Frontiers in Gastroenterology Vol.14 No.4, 32-37, 2009

「はじめに」膵癌は, 現在でも最も予後が不良な難治癌の1つであり, 非切除例では1年生存率10~20%, 切除例であっても5年生存率が15%程度と予後不良である1). 完全治癒が期待できるのは早期に発見され切除された症例のみであるが, 多くの症例では診断時にすでに進行し, 治癒切除が期待できないのが現状である. したがって, 予後の向上のためには早期に発見することがきわめて重要である. 本稿では, 「膵癌の内視鏡診断-早期膵癌診断への挑戦-」というテーマで, 血液検査やUS, さらにmultidetector row CT(MDCT)や核磁気共鳴膵胆管画像(MRCP)などの侵襲度の低い検査で異常所見が認められた場合に施行される内視鏡的診断法としての内視鏡的逆行性膵胆管進影法(ERCP), 超音波内視鏡検査法(EUS), 超音波内視鏡下穿刺吸引生検(EUS-FNA)について, 実際に当院で経験した比較的予後が良好とされる2cm以下の小膵癌(TS1膵癌)2)の診断成績を提示し, 膵癌の早期診断における内視鏡的診断法の役割について述べる.

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