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小腸の内視鏡所見

第1回 小腸型クローン病

砂田圭二郎山本博徳

Frontiers in Gastroenterology Vol.12 No.4, 46-49, 2007

「はじめに」1932年, Crohnら1)が回腸末端の慢性肉芽腫性炎症をregional ileitisとして報告して以来, クローン病は回腸末端のみならず全消化管に発生しうる原因不明の慢性炎症性疾患であることが知られている2). 食道, 胃, 十二指腸および大腸に発生するクローン病の病変は, 上部および下部内視鏡による直接観察により知見が集積され, 診断も比較的容易になされるようになった. しかしながら, 小腸に病変の首座がある小腸型は, 内視鏡による直接観察が困難であったことから, 近位小腸を除き消化管造影検査による放射線診断学的な評価しか施行できなかった. 近年, ダブルバルーン内視鏡(double balloon endoscopy : DBE)の登場3)により, 全小腸の内視鏡観察が可能となり, 同時に生検や拡張術4)などの治療を行うことが可能となった. 本シリーズの第1回目は, 小腸の潰瘍性病変として臨床的に遭遇することの多いクローン病の内視鏡所見について紹介する.

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