<< 一覧に戻る

脳循環障害の画像診断

経口腔超音波法(transoral carotid ultrasonography:TOCU)にて急性期のダイナミックな形態変化をとらえられた頸部内頸動脈解離の1例

永沢光横田千晶冨井康宏峰松一夫

脳と循環 Vol.13 No.2, 61-64, 2008

「はじめに」経口腔超音波検査法(transoral carotid ultrasonography:TOCU)は, 1998年にYasakaら1)によって考案された. 本法では, 経直腸用プローベを口腔内に挿入し, 咽頭側壁に先端を当てて観察する. その観察部位は第2頸椎レベルであり, 通常の頸部血管エコーでは観察不能な頭蓋外内頸動脈遠位部を観察できる優れた手法である. 今回我々は, TOCUを用いて急性期のダイナミックな血流変化と形態変化をとらえた頸部内頸動脈解離の1例を経験したので報告する. 症例 69歳, 男性. 主訴 左眼のかすみ, 左眼窩部痛, ふらつき, 右上下肢の感覚鈍麻. 既往歴 40~50歳の間に3回むち打ち症の既往があるが, 特に加療などは受けていない. 2年前から蕁麻疹に対し, 塩酸エピナスチン内服を続けている. 生活歴 25歳より禁煙. 飲酒は毎日ビール350mL. 家族歴 特記事項なし.

記事本文はM-Review会員のみお読みいただけます。

メールアドレス

パスワード

M-Review会員にご登録いただくと、会員限定コンテンツの閲覧やメールマガジンなど様々な情報サービスをご利用いただけます。

新規会員登録

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る