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脳卒中外科の最先端

頭蓋内血管へのステントの応用

藤中俊之

脳と循環 Vol.13 No.1, 27-32, 2008

冠動脈や四肢末梢血管における血管形成術ではステントの使用が一般的になっている. 頭頸部領域においては種々の理由により他領域に比べ血管内治療の普及は遅れていた. しかし, 近年の脳血管内治療技術の進歩により, 脳主幹動脈狭窄病変に対する血管形成術が徐々に普及し, 最近では頭蓋内血管へのステント留置も行われるようになってきた. また, 欧米では頭蓋内血管専用のステントも開発・臨床使用され, 狭窄病変だけでなく, 脳動脈瘤の治療においてもステントが使用されるようになってきている. 「はじめに」経皮的血管形成術(percutaneous transluminal angioplasty:PTA)は1964年にDotterとJudkinsらによって始められ, 1970年代のPorstmannやGruntzigによるバルーンカテーテルの開発によって冠動脈, 下肢動脈を中心に急速に普及した. 頭頸部領域においても1980年代になってPTAが行われるようになったが, 血管解離や末梢への血栓塞栓による脳梗塞の危惧, 頭頸部血管のPTAに適したバルーンカテーテルなど治療デバイスの開発の遅れなどからあまり普及しなかった.

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