2022年に国際抗てんかん連盟(International League Against Epilepsy:ILAE)より発表されたてんかん症候群の分類・定義では,現在確立しうると承認された40のてんかん症候群に関し,現在までの知見とともに,国際的に統一した概念や診断基準が示された1-6).とはいえ,いまだ症候群非該当症例は少なくなく,現在は未確立であっても今後,症候群として確立しうる状態は多々存在するものと予測される.ただ,これらの文献を読み込むことで,てんかんという疾患の現在の理解の全体像について,その輪郭を鮮明に把握することが可能となり,大変有意義な内容と考えられる.
新刊
耳慣れない用語解説
第3回 自然終息性てんかん,発達性てんかん性脳症,進行性神経学的退行─てんかん症候群の特性を表現する用語─
掲載誌
Epilepsy
Vol.19 No.1 50-52,
2025
著者名
日暮 憲道
記事体裁
抄録
/
連載
疾患領域
神経疾患
/
小児疾患
診療科目
神経内科
/
脳神経外科
/
小児科
/
精神科
媒体
Epilepsy
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。